賢人のデイトレード氏との向き合い方(検証の言語化:中編)

目次

大前提

FXにおいて100%成功できるノウハウやロードマップは存在しない。

成功の再現性なんて参入障壁の低さの証明でしかなく

トレーダー毎に

・生まれも
・育ちも
・才能も
・やる気も
・思考力も
・集中力も

成功に起因する、要素は全て異なる。

しかし、だからこそゼロサムゲームのマーケットの世界で、一部の強者だけが莫大な利益を上げれるのも事実で

我々が目指しているのは、

誰でも再現できるような安物の技術ではないからこそ真に価値がある。

では、

・「トレードは生まれつきの才能か?」
・「選ばれし者しかトレーダーになれないのか?」

と問われれば、そうでもない。

仕掛け・損切り・利確のすべてに明確な根拠を持つこと = 言語化すること。

実は、トレードで必要なことは、これだけなのだが、

抽象的な理解具体的な言語化の間には大きな溝が存在するから難易度は高い。


そして、その大きな溝を埋める手段がいくつかあるわけなのだが、今回は

その手段の一つである過去検証について解説していく。

念のために断っておくが過去検証というのは

目的を達成するための手段の一つであり、検証をする事自体目的に成り下がってはいけない。絶対に。


その点については検証の記事の前編で解説しているので、

まだの方は、まず前編からご覧いただければ。
今回の内容の前提について考えを共有している記事。

▼前編の記事はこちらから▼

あわせて読みたい


上の記事を読み込んだ上で今回の記事を手に取ってほしい。

更新履歴
12/3
・17000文字→23000文字
・Q. 賢人のデイトレードさんの動画がない期間はどうすればいいですか? ・Q. 他の通貨ペアでも検証すべきですか?
・Q. 3周する前に、新しい年に進んでもいいですか?
・Q. 2周目、3周目となると、チャートの動きを覚えてしまっていて意味がない気がします。
・Q. 水平線が賢人さんと数pipsズレてしまいます。厳密に合わせるべきですか?
・Q. 検証中、連敗が続くとやる気がなくなります。
↑こちらについての回答を追記


#注意事項
・本記事は、以前メンバーシップで公開した物に加筆修正を加えたものです
・急遽作ったので完全な資料ではありません。
・最後に質疑応答を設けているので日々アップデートしていく予定です。
・テキストベースです。
・再現性のあるノウハウではなくあくまでTAKUの実践記です。
・誤字脱字はお許しください。

●購読を禁止する人
・裏ワザを求める人
・検証?何それ?レベルの初学者
・全ての情報に再現性や正確性を求める人
・ノウハウを求めている人
・成果の保証を求める人

表面的なテクニックやノウハウではなく、TAKUとその他数十名にのみ再現性のあった検証についての考え方概念の記事です。

#免責事項
本記事で提供する情報は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当方では一切の責任を負いかねます。

この記事で紹介するのは、私が過去に行っていた検証方法で実践記であり、正直特別な方法ではない。

いたってシンプルで王道であり


むしろ、私は皆この方法でやっているとさえ思っていたが、この方法を共有した際に

  • 「この方法でやると成長が実感できるようになりました」
  • 「今までやっていたのはただの作業だったという事に気づきました」
  • 「検証の意味に改めて気づきました」
  • 「思考が深くなりました」

という声が多く寄せられたので、共有する。

もしかしたら、あなたの検証に対する考え方を根底から覆すことになるかもしれないし、そんなの当たり前だろと思うかもしれないが、

当たり前の事を当たり前にするための記事。

今は「賢人のデイトレード」氏を参考にしているトレーダーも増えたのでありがたい環境になったと思うが、私が検証に没頭していた時期は、参考にされている方はほんの数名しかいなかった。


文字通り、賢人氏の動画にひたすら向き合い続けるしかなかった。

そして向き合った結果、1年後には月の利益も複利での力でどんどん膨らみ、今ではプロップファームもあるので良い時代になったと思う。

私の周りや知人の多くもプロップで最初のキャッシュをある程度作っているので、私が地道に増やした作業は何だったのかとも思うが。

それでもFXのセンターピンは手法を確立することに変わりはない。

前回の記事では、「検証の目的とは何か?」
そして、多くのトレーダーが陥る「努力の方向性」について解説したので


ここで、改めて強調しておく。

努力は必ずしも報われるとは限らない

練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。

― ダルビッシュ有:X引用

球界のレジェンド、ダルビッシュ有投手のお言葉ですが、


まさしく、FXの検証も同じで漫然とチャートを眺めるだけの
「検証=作業」は、平気で我々を裏切る

野球関連の別事例で言うと、球界の至宝、イチロー選手の話はそれに通じる。

First Pitch | 野球育成解決サイト

素振りの“しすぎ”に待った「マイナスの可能性」 イチロー氏が指摘する“質なき量”のリスク | ファーストピッチ ― 野球育成解決サイト ―■TURNING POINTへの無料登録はこちら https://id.creative2.co.jp/entfirst-pitch.jp

記事本文抜粋
高校球児を指導したイチロー氏「素振りはゆっくりでいいから正しい形で」
基本練習で闇雲に量をこなしたところで、悪癖がついては意味がない。レジェンドが球児たち伝えたのは“クオリティ”の重要性だ。MLBマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、昨年11月9日から2日間にわたり大阪・大冠高で野球部員たちを指導。その中で、素振りやキャッチボールなどを「1つ1つ丁寧にやるイメージで」と語る場面があった。
2020年2月に「学生野球資格回復制度」の認定を受けたイチロー氏は、同年から毎年各地の高校生を指導しており、大冠で9校目。公立ながら2017年夏の大阪大会決勝で大阪桐蔭と激闘を繰り広げるなど、「強豪私立を倒す」を目標に掲げる同校の選手たちに、時に厳しい言葉を交えながら心構えと技術を伝えた。
 中でも強く訴えたのが、“質の高い基礎”を積み上げる大切さだ。2日目の練習で選手たちと並んで素振りをする際、こう語りかける場面があった。
「怖いのは良い形を保てないと悪い癖がついてしまうこと。良くない形で1000スイングするならば、しない方がいい。頑張ったという支えにはなるかもしれないけれど、実際にはマイナスになる可能性があるから気をつけて。数をやる伝統があるんだろうけれど、どれだけ正しい形でできるか。中身は気をつけて。半分にして別の練習をしても(いい)」

詳しくは↑の記事も参考にしてほしいのだが、簡潔に言うと

量ではなく質の重視。

「なぜ、今のスイングはミリ単位で芯からズレたのか?」
「どうすれば、身体の軸をブラさずに最短距離でボールを捉えられるのか」
「今日の身体の状態を踏まえて、最適なスイング軌道はどこにあるのか?」

これは、自身の肉体との対話であり、理想の動きとのズレを完璧に修正していくプロセスだったという。

まさに、思考を伴った「検証」そのものだったはず。


自分の動きを徹底的に客観視し、理想のフォームとの乖離=ギャップを、
一振り一振り、少しずつ修正していく。


この地道で、しかし本質的なプロセスこそが、彼を唯一無二の存在へと昇華させた一例。


なぜ、私がこんなスポーツの話から始めたのかというと、よく巷で言われている通り、FXはスポーツと極めて似ているから。

改めてだがトレードは単なる知識の暗記ゲームではないし、

何かを知って勝てる物でもない。

この事実を真に理解してからがスタートラインなのだが、

おそらく市場参加者の9割はここまでで脱落しており、この事実に気づいている時点で、あなたは既に、市場の上位1割の領域に足を踏み入れている。


話は戻るが、部活動に明け暮れていた、あの頃を思い出してほしい。


テレビで見たトップ選手の華麗なスーパープレー。

「どうすればあんな動きができるんだろう?」と、仲間と日が暮れるのも忘れ、無我夢中で真似しなかっただろうか?


ビデオを擦り切れるほど見返し、その一挙手一投足を自分の身体に刻み込もうとした、熱く青い記憶はないだろうか?

何事も、最初は「守破離の守」。


つまり、一流の「型」を徹底的に真似ることから始まる。


勝者の思考、勝者の行動原理を骨の髄まで染み込ませる。


それが、凡人が天才に唯一対抗するための、最も確実な道筋だと私は考えている。

だからこそ、前回の記事で、私は検証の目的をこう定義した。

『賢人のデイトレードの模倣』


この一点に、あなたの時間を全て集約させる。

真似(似せる)ではなく模倣


それが、最短・最速で勝ちトレーダーへの階段を駆け上がる道で、
その他の時間は全てが遠回り

さて、前回の記事の復習はこの辺にして、ここからは「過去検証の方法」について、私が実際に行っていたプロセスを具体的に解説していく。


巷に溢れる「とにかく量をこなせ」といった抽象的な話ではなく、
できるだけ解像度を上げて再現する。

この記事を読み終える頃には、あなたはもう二度と「検証のやり方が分からない」と嘆くことはなくなるかもしれないし、ならないかもしれない。


逆に絶望して、諦める、思考を放棄したくなるかもしれないが、共有する。

この記事の後、需要があれば「リアルトレードとの向き合い方」
そして「FX学習の全体像」についても随時記事にしていく予定。

続きはnoteで公開いたします。

https://note.com/fx_taku_0422/n/n93127167a83d

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