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下書きには約3万文字あるのでそのくらいが完成予定。
FXの必勝法は何か?
・資金管理こそが全て
・メンタル・マインドが全て
・エントリーより決済が全て
確かに、どれも一理ある。
議論は尽きないし、それぞれの流派にそれぞれの正義があるのだろう。
だが今回は、それ以前「大前提」の話。
もし私が友人に「FXの必勝法は?」と問われたら
「期待値稼働」
これが一番分かりやすい。
FXを知らない友人に専門用語を並べても何一つ伝わらない。
重要なのは
『どうやるか(How)』の前に、『なぜ勝てるか(Why)』
を知ることだ。
↓ ↓ ↓
まずは本質的な『数字のロジック』から入り。
↓ ↓ ↓
徐々に『具体的なトレード』へと落とし込んでいく。
なぜなら
期待値稼働という思考基盤が
テクニカル分析や資金管理等
全ての裁量の判断を支えているから。
話は逸れるが、このnoteのタイトルを見てパチスロを連想した方は、鋭い。
もしくはパチスロを打ち込んだことがあるはず。
私の知人に、
スロットだけで毎月50万円以上を稼いでいる自称パチプロがいる。
しかも兼業で。
領域は違うが、
・彼がホール(パチ屋)でやることと
・私がチャートの前でやっていることは
本質的には何も変わらない。
日本を代表する投資家、テスタ氏も元パチプロだったそうだが、
なぜパチンコ
→株へとフィールドを変えても勝ち続けられるのか。
答えは明白。
対象が「遊技台」だろうが「チャート」だろうが、
ゲームの本質は変わらないから。
・パチスロで言えば、「期待値のある台(設定や天井)」しか打たない。
・FXで言えば、「期待値のある局面(優位性)」でしかエントリーしない。
我々が見るべきなのは、常に「数字(期待値)」だけ。
そこに「感情」や「オカルト」が入り込む余地はない。
・三流パチプロは、
「今日はなんとなく当たりそうだ」「この新台を打ちたい」と、
根拠なき感情で台を選ぶ。
・自称トレーダーは、
「なんとなく上がりそうだ」とお祈りしながらポジションを持つ。
趣味でやるなら話は別なのだが。
そんなものはプロではない。
「ギャンブラー」か「占い師」、あるいは「祈祷師」。
好きな台を選び、スリルを求めて好きにトレードすればいい。
それはエンターテインメントであり、消費活動として素晴らしい。
だが、
これを『仕事』『事業』としてやるなら話は違う。
ビジネスの世界で、
感情や好みを優先させる経営者は多くはない。
しかし、同じビジネスであるはずのFXの世界では、
自分(会社)の資金(命)を軽々しく扱うトレーダーがあまりにも多い。
もっと、命(事業資金)を大事にしよう。
FXやスロットに限った話ではない。
全ての投資、投機、そして事業において、
勝つためのロジックはそこまで変わらない。
「期待値稼働」という思考回路さえ手に入れれば、
どんな分野でも成功できる。
ルールや対象が変わっても、勝者の行動原理は常に一つ。
「毎日『正の期待値』がある行動だけを、淡々と積み重ねること」。
その小さな積み重ねだけが、長期的には複利となって膨れ上がり、
やがて
「巨大な期待値(資産)」
となって返ってくる。
毎日の期待値を積めないトレーダーが、
1年後に期待値を積めているわけがない。
「期待値稼働」ができなければ、一時的に運良く生き延びても、
・長期的には必ずマーケットに淘汰され、
・あるいは感情トレード=人間の欲望により自爆して
退場という結末を迎える。
では、その「期待値」とは何か?という事で
今回のnoteでは、具体的に解説していく。
更新履歴
1/5
・23127文字→26245文字
・Q1: 期待値を「仮想収支」と考えるのは理解できましたが、実際の口座残高が減っていく恐怖にはどう立ち向かえばいいですか?アドバイスありましたが教えていただきたいです。
・Q2: 期待値を算出するための試行回数(n)は、具体的にいくつあれば「統計的に有意」と言えますか?
・Q3: 条件(判断材料)を増やすと、なぜ再現性が下がるのですか?
・Q4: 検証中の振り返りで負けの原因を潰していくのは、なぜ「カンニング」なのですか?
・Q5: 資金管理さえしっかりしていれば、いつかは勝てるようになりますか?
・Q6: コイン投げの確率は「定常(不変)」ですが、相場は「非定常(毎年変わる)」な現象だと思います。過去のデータ=現在の相場で算出した期待値が、将来も有効であると仮定できる論理的根拠は何ですか?
・Q7: もし全員が「期待値稼働」を行い、同じ優位性を狙ったら、その優位性は消滅しませんか?
・上記の質問に回答
#注意事項
・本記事は、以前メンバーシップで公開した物に加筆修正を加えたものです
・テキストベースです。
・これを読んでもトレードは一切上手くなりません。
・誤字脱字はお許しください。
・質問やコメントを元にアップデートします。
●購読を禁止する人
・裏ワザを求める人
・テクニカル的な知識を求めている人
・全ての情報に再現性や正確性を求める人
・成果の保証を求める人
今回の記事はテクニカル分析やノウハウではなく、
ただのTAKUの思考のアウトプット物です。
#免責事項
本記事で提供する情報は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行ってください。本情報を利用したことによって生じたいかなる損害についても、当方では一切の責任を負いかねます。
第1章:期待値とは
まず、結論から。
多くの人が難しく考えすぎているが、答えは非常にシンプル。
結論:期待値とは、「仮想収支」のこと。
FXで利確した時、「2万円勝った」「1万円負けた」という結果が口座残高に反映される。
これは
「実収支」
しかし、そんなものはどうでも良い。
期待値とは、その実収支を事前に予測・検証し、数値化したもの。
それが「仮想収支」=「期待値」。
「この局面でエントリーすれば、平均して3万円勝てる可能性が高い」
これが事前に分かっている状態。
まだ手元にお金はない。
だが、「既に勝っている」のだ。
この感覚が持てれば、目の前の1回の負けなど、ただの
・「誤差」に過ぎない。
・気にする必要すらない。
・どうでも良い。
つまり、トレードすればするほど(期待値を積めば積むほど)、
数学的必然性を持って資金が増えていく。
↑ ↑ ↑
これが事前に確定している状態であり
期待値稼働の正体。
この「期待値を積む=資金が増える」という感覚を、
あなたは持てているか。
もしトレードのたびに不安になり、祈るような気持ちでチャートを見つめているなら、あなたはまだ期待値稼働ができていない。
なぜなら、我々トレーダーは
トレードすればするほど
利益が残る事を知っているからだ。
第2章:確率の基礎
第1章では期待値を「仮想収支」と定義したが、
最近Xでこちらのポストが話題となっていたらしい。
皆さんはどちらを選ぶだろうか。
https://platform.twitter.com/embed/Tweet.html?dnt=true&embedId=twitter-widget-0&features=eyJ0ZndfdGltZWxpbmVfbGlzdCI6eyJidWNrZXQiOltdLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X2ZvbGxvd2VyX2NvdW50X3N1bnNldCI6eyJidWNrZXQiOnRydWUsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdHdlZXRfZWRpdF9iYWNrZW5kIjp7ImJ1Y2tldCI6Im9uIiwidmVyc2lvbiI6bnVsbH0sInRmd19yZWZzcmNfc2Vzc2lvbiI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfZm9zbnJfc29mdF9pbnRlcnZlbnRpb25zX2VuYWJsZWQiOnsiYnVja2V0Ijoib24iLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X21peGVkX21lZGlhXzE1ODk3Ijp7ImJ1Y2tldCI6InRyZWF0bWVudCIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfZXhwZXJpbWVudHNfY29va2llX2V4cGlyYXRpb24iOnsiYnVja2V0IjoxMjA5NjAwLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X3Nob3dfYmlyZHdhdGNoX3Bpdm90c19lbmFibGVkIjp7ImJ1Y2tldCI6Im9uIiwidmVyc2lvbiI6bnVsbH0sInRmd19kdXBsaWNhdGVfc2NyaWJlc190b19zZXR0aW5ncyI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdXNlX3Byb2ZpbGVfaW1hZ2Vfc2hhcGVfZW5hYmxlZCI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdmlkZW9faGxzX2R5bmFtaWNfbWFuaWZlc3RzXzE1MDgyIjp7ImJ1Y2tldCI6InRydWVfYml0cmF0ZSIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfbGVnYWN5X3RpbWVsaW5lX3N1bnNldCI6eyJidWNrZXQiOnRydWUsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdHdlZXRfZWRpdF9mcm9udGVuZCI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9fQ%3D%3D&frame=false&hideCard=false&hideThread=false&id=1998317406150643886&lang=ja&origin=https%3A%2F%2Fnote.com%2Ffx_taku_0422%2Fn%2Fn72a9db21301a&sessionId=99c3e4235a971bbd23236d28b07d11510529be39&siteScreenName=note_PR&theme=light&widgetsVersion=2615f7e52b7e0%3A1702314776716&width=550pxこちらの考え方についても
本章ではイメージしやすくするため、確率論の観点から深く掘り下げる。
想像してほしい。
【思考実験:1000回のコイントス】
コインを投げて表が出たら、10万円もらえる。裏が出たら、9万円払う。
このゲーム、1回だけなら怖いはず。
運悪く裏が出たら、9万円の損だから。
だが、「1000回やっていい」と言われたら?
やるはずだ。
絶対に。
それでもやらないと思った方は投資家としてのセンスが足りない。
なぜなら、1回なら運悪く9万円失う恐怖があるが、1000回繰り返せば、確率の収束によって確実にプラスになると直感的にわかるからだ。
コインの話で言うと
このゲームに参加した時点で
500万円を手に入れているのと同義。
(10万円×50%+-9万円×50%)×1000回=500万円(期待値)
=500万円分の期待値を得ることができる。
*期待値の公式*
期待値(𝐸)=(𝑥1×𝑝1)+(𝑥2×𝑝2)+⋯+(𝑥𝑛×𝑝𝑛)
・𝑥1,𝑥2,…,𝑥𝑛:起こりうる各結果の値(例:サイコロの目、当せん金)
・𝑝1,𝑝2,…,𝑝𝑛:それぞれの結果が起こる確率(合計は1になる)
参考文献:https://lab-brains.as-1.co.jp/enjoy-learn/2023/01/40850/
そう。
皆、無意識のうちに「確率」「期待値計算」、
そして「大数の法則」を理解しているのだ。
次に確率の基礎について簡単に解説する。
まず、確率には「数学的確率」と「統計的確率」の2種類が存在する。
- 数学的確率
- 結果が何通りあるかを理論的に計算して出す確率。
- 例:コインを投げて表が出る確率は2分の1(50%)。
- 統計的確率
- 実際に起こった結果を元にして出す確率。
- 例:コインを10回投げて表が3回出た。この時点での確率は10分の3(30%)。
実際、2分の1の確率を持つコイン投げでも、
10回程度の試行回数では統計的確率に偏りが出る。
連続で裏が出ることもあるだろう。
しかし、これを1000回、1万回と増やせば増やすほど、
統計的確率は数学的確率(50%)に限りなく近づいていく。
これを
大数の法則
と言う。
大衆の法則により統計的確率は数学的確率に限りなく近づいていくのだ。
これをFXに応用する。
期待値の高い手法で試行回数を重ね、
統計的確率を数学的確率に収束させる。
そうすることで、長期的な収支としての精度が、
限りなく確定的なものになっていく。
期待値を上げる要素としては
例えば、
・水平線
・移動平均線
・ダウ理論
などを駆使して優位性を見出し、
勝率やリスクリワードを上げることで、
1回あたりの期待値をプラスにする。
そして、確率は過去の結果に一切影響されない。
「5回連続で負けたから、次回は絶対に勝てるはずだ」
ギャンブラーが良く言うセリフだが、もちろん破産する人の思考。
そんなことはありえない。
相場は完全確率、独立試行。
過去のトレード結果は、次回のトレードに何の影響も及ぼさない。
だが。
「大衆の法則により統計的確率は数学的確率に限りなく近づける」
とサラっと言ったが。
これをFXに応用するのは、口で言うほど簡単ではない。
なぜなら
FXは事前の期待値計算が極めて難しいからだ。
FXには「コインを投げて表が出る確率は2分の1」のような、
数学的確率は存在しない。
サイコロの目は「1から6」までと決まっているが、
相場の変動要因(パラメータ)は「無限」だからだ。
たとえパッと見のチャートの形が同じでも、その背景は全く異なる。
・同じ「チャートパターン(形状)」でも、上位足のトレンド環境は違う。
・同じ「インジケーターの数値」でも、カイアシのチャート形状は違う。
・同じ「ローソク足の形」でも、意識されている価格帯(サポレジ)との位置関係は違う。
チャート形状が、ミクロからマクロまで完全に一致する瞬間など、二度と訪れない。
この先も永遠に。
ましてや、同じトレーダーでも、毎回全く同じ条件でトレードできている保証はないし、
前提条件が定義できない以上、正確な数学的確率を算出することは
理論上不可能。
では、どうすればよいのか。
一回一回の期待値を完全に確定することはできないが、
ある程度まとまったトレードデータから、自分の手法の期待値をある程度割り出すことは可能。
それを次章で解説していく
補足
正確に言うとFXにおいて期待値をある程度割り出すことは可能ですが、
正確に割り出すことは不可能です。
第3章:期待値を因数分解してみる
第2章では確率について触れたが、ここでは「期待値」という概念を、
より解像度を上げて数学的に体系化していく。
まず期待値と一言で言っても抽象的すぎるので改めて2つに分類し、↓の定義を元に以降解説します。
・広義の期待値(狭義の期待値の集合体。例:年間でのトレード利益)
・狭義の期待値(1回1回のトレードのパフォーマンス)
1. 期待値の方程式
まず初めに、我々がFXで目指すゴール=目的は、
当然ながら資産を増やすこと。
すなわち、「広義の期待値」を最大化することだ。
そしてこれを数式化すると、以下の構造になる。
・広義の期待値(総利益)=狭義の期待値×試行回数
・狭義の期待値(1回の質)=優位性×再現性
↓ ↓ ↓
広義の期待値(総利益)=優位性×再現性×試行回数
つまり、資産形成の方程式は↓の様に定義できる。
資産増加 ={優位性×再現性}×試行回数
この数式が示す事実はシンプル。
資産を増やすための変数は、大きくこの3つ存在するということ。
「優位性」と「再現性」のあるトレードで「試行回数」を踏む。
また、このタイミングで
なぜ、狭義の期待を算出するためには
優位性と再現性。
この2つが必須要素なのか定義づけしておきたい。
優位性がない(0) × 再現性がある(100) = 結果 0(確実に破産する)
優位性がある(100) × 再現性がない(0) = 結果 0(ただの運ゲー)
↑は極端な例だが。
実際どれだけ高尚な理論(優位性)を知っていても、それを実行する腕(再現性)がなければ、その知識はゴミ同然。
逆に、どれだけ正確無比な実行力(再現性)を持っていても、その手法自体が負けるロジック(優位性なし)なら、破産への特急券を正確に買い続けているだけだ。
つまり、 「勝てる理論(優位性)」を、「正確に遂行する能力(再現性)」があって初めて、 期待値は机上の空論から、現実の資産へと変換される。
この2つは「足し算」ではない。「掛け算」。
2つで1つ。
片方が欠ければ、全てが水泡に帰す。
では、そもそもこの「優位性」と「再現性」とは具体的に何を指すのか。
この2つの単語についても、具体的に何を指すのか、定義づけておこう。
定義だらけで申し訳ないが、前提条件の思考にずれがあると誤解を招くので、申し訳ない。
試しに、AIに質問してみると、以下のような答えが返ってきた。
優位性:トレードにおける優位性とは、トレーダーやトレード戦略が市場で利益を上げるために持っている何らかの有利な要素や利点を指します。優位性を持つことは、単なる運に頼ったトレードよりも長期的な利益を生み出す可能性を高めることが期待されます。
再現性:トレードにおける再現性(Reproducibilit上げるためにはトレード戦略や取引手法が一貫して同じ結果を生み出す能力を指します。つまり、同じ条件やパラメータで同じトレードを再現できることを指します。再現性があるトレード戦略や取引手法は、過去のデータや将来の市場状況においても一貫して利益を上げる可能性が高まります。
このような返答が返ってきましたがもう少し簡潔に説明すると
・優位性:
どちらか一方にレートが伸びる確率が明らかに高い局面を見つけること。
・再現性:
いつ、何度やっても、同じ根拠で同じトレードができ、同じ成果が出ること。
今更だが
FXは値幅を取るゲームだ。
もう少し解像度を上げると
リスクにさらす値幅よりも大きな値幅を取るところで入り続けるゲーム。
利益を上げるには、上か下か、どちらか一方に伸びる確率が高い局面を特定できなければならない(優位性)。
当たり前だ。
そして、その局面が来た時に毎回同じように行動できなければ、結果は運任せになり、半永久的に利益を残すことは不可能だ(再現性)。
ここがブレているから、多くの人は手法探しの旅に出て、
聖杯を求めて彷徨い続ける。
特に「再現性」。
これは難しい。
ただ「同じことを繰り返す」だけではない。
実は、再現性も細分化すると色々と存在する。
これは後ほど深ぼるが、理解していないと、
せっかくの手法もただの「絵に描いた餅」になってしまう。
2. 「足し算」思考と、「割り算」思考
変数の定義が分かったところで、1000人中917人のトレーダーが陥る
「因果関係の誤認」について言語化する。
この思考の転換(パラダイムシフト)ができるかどうかが、勝者と敗者の違い。
【敗者の思考:足し算のアプローチ】
まず、917人のトレーダーは、トレードの結果を「積み上げ算」で捉えている。
1回目の結果 + 2回目の結果 + ・・・n回目の結果 → 年間収支
彼らは考える。
「一回一回のトレードで勝ちを積み重ねることで、年間利益が作られる」
と。
一見、正しいように見える。
というか間違ってはいない。
だが、この思考には致命的な欠陥がある。
「個々のトレード結果(勝ち負け)を、自分でコントロールできる」
=コントロールしようとしてしまう
という前提・思考が含まれているからだ。
第2章で証明した通り、短期的には確率はランダムウォークする。
つまり、目の前の「1回の結果」は制御不能な「運」だ。
・制御不能なものを必死に積み上げようとするから、
・制御不能なものをコントロールしようとするから
・制御不能なものにリソースを取られるから。
・迷子になる。
・方向性がブレる
・1回の負けで感情が崩壊し、
・全てを失う。
また一からのスタートになる。
【勝者の思考:割り算のアプローチ】
上位83人のトレーダーの思考回路は、因果のベクトルが逆。
結果を積み上げるのではない。
未来の確定した結果から、現在を逆算する。
すなわち、割り算で捉えるのだ。
・積み上げではなく逆算
・足し算ではなく割り算
・ミクロからマクロではなくマクロからミクロ
統計的に収束した年間収支(母集団)÷試行回数(n)
→1回あたりの期待値=1回当たりの統計的確率と仮定
大数の法則が機能する世界では、試行回数 n が十分に大きければ、
(数学用語で言えばnが無限大に発散すれば)
トータルの結果は必ず理論値に収束する。
つまり、我々にとっての「1回のトレード」とは、
勝った負けたの次元ではない。
「将来手に入るはずの莫大な利益を、試行回数 n で割った『平均値』を、淡々と計上する事務作業」
に過ぎない。
この視点を持てば、目の前のトレードで負けたとしても、痛くも痒くもない。
なぜなら、それは「負け」ではなく、
「統計的な平均値を抽出するための、必要なサンプリング作業の一つ」
が終わっただけに過ぎないからだ。
3. 我々が唯一コントロールできる「変数」
結果(勝ち/負け)がコントロール不能である以上、結果を追いかけるのは無意味だ。
改めてだが、我々が介入できる変数は、先ほどの方程式のうち、以下の2点のみである。
- 狭義の期待値(優位性×再現性)
- 中身の入っていないサイコロを振っても意味がない。まずはプラスの期待値を作る。
- 試行回数(n)
- 大数の法則を発動させるために、分母を増やす。
したがって、FXで勝つためのロードマップは、以下の3ステップに完全集約される。
Step 1:【構築】(狭義の期待値の確立)
「優位性」と「再現性」のある手法を確立し、1回あたりの期待値をプラスにする。
↓
Step 2:【反復】(試行回数の確保)
そのトレードだけを、淡々と機械的に繰り返す。
↓
Step 3:【収束】(広義の期待値の獲得)
大数の法則により、確率は必ず理論値に収束する。
→
その結果として、長期的かつ巨大な利益が「結果的に」手元に残る。
4.「点」ではなく「面」で捉える
多くの人は、自分が何を検証し、何をしているのか分かっていない。
ミクロな視点(1回の勝ち負け)になり過ぎて、マクロ(トータルの収支)が見えていないのだ。
よく「優位性と再現性のある手法を確立しろ」と言うが、
この「確立」という言葉のニュアンスには注意が必要だ。
多くの人はこれを、 「最初から『たった一つの正解(点)』を見つけ出し、作り上げること」 だと思っている。
ゴールが遥か遠くにあり、スタートラインからそこへ向かって進んでいくイメージ。
だが、現実は違う。逆。
「検証の結果、気づけば確立されていた」という感覚に近い。
最初から「この形にするぞ」と決めて作るのではない。
期待値を追い求め、無駄な負けを削ぎ落とし、膨大な検証を繰り返していく中で、
「ああ、結局トータルで見ると、この裁量判断の『幅(ゾーン)』の中でトレードし続ければ、利益が残るんだな」
という事実に、後から気づくのだ。
割り算をしたら気づくと言っても過言ではない。
ゴールは遠くにあるのではない。
実は足元(スタートライン)にあったことに気づく作業だと言ってもいい。
針の穴を通すような一点張りのルールのような、何かではない。
・裁量の幅を許容しながらも、
・再現性を保ちながらも
・トータルでは優位性が崩れない
そんな「ある程度の幅(面)」を持った状態。
これこそが、本物の「確立された手法」の正体。
伝わらなかったたら質問して欲しい。
テキストでの言語化は難しい。追記する。
4.パラドックスについて
トレードの成否は、ある一つの逆説に集約される。
「過程」には、完璧を求めよ。 「結果」には、無関心を貫け。
この矛盾する態度を、時系列で完全に使い分ける。
・エントリーするまでは、支配できる。
→100%コントロールできる「過程」に、一切の妥協をしてはいけない
・エントリーしてからは、傍観者。
0%もコントロールできない「結果」に、一切の期待をしてはいけない。
「過程」は追求するが、「結果」は放棄する。
この相反する意識を完全に切り離して処理できた時、
1回や2回の負けなど、1000回の試行の中では取るに足らない小さな出来事だ。
「数を撃てば、必ず勝てる」
というか
「撃って撃って撃ちまくれば勝てるという状態」
を作らないといけない。
この数学的背景があるからこそ、私たちは
・恐怖を
・不安を
・欲望を
感じず。
淡々とトレードをすることができる。
まあこんな理想論、頭では分かっている方も多いが、
分かるとできるは天と地の差がある事も百も承知で書いている。
一旦読み進めて欲しい。
第4章:優位性とは
ここからが真の本題。優位性と再現性についてそれぞれ深ぼっていく。
まずは優位性から。
前章でFXの必勝法は
「優位性と再現性のある手法を確立する」と定義した。
その通り。
それができれば誰も苦労しない。
問題は、
・どうやってそれを確立するか。
・どうやってそれを実行し続けるのか
という現実。
では、まず「優位性」の正体を暴いていこう。
優位性とは英語でEdge(エッジ)とも言う。
英単語自体の意味を調べてみると
(刃物の)刃、(刃の)鋭利さ、鋭さ、(欲望・言葉などの)激しさ、痛烈、強み、優勢、(二つの線の接する)縁、へり、かど
↑のように日本語には訳される。
この言葉の本来の意味は。
Edgeのもう一つの意味。
それは、確率の「偏り」だ。
意訳すると「サイコロの重心」のことだ。
想像してほしい。
普通のサイコロは、どの目が出る確率も平等(1/6)。
次に何が出るかは、神様にも分からない。
これは「ギャンブル」だ。
だが、もし重心がズレていて、
「1の目が、ほんの少し出やすいサイコロ」があったら?
あなたはどうするか。
迷わず「1」に賭け続けるはずだ。
これが「Edge(エッジ)がある状態」。
実際にイカサマの手段ではよくある話で、
これによってカジノなどでも胴元が長期的に儲かるようになっている。
「そんなイカサマずるい!」
「そんなインチキ通用しない!」
と思ったかもしれないが、マーケットの世界では通用する。
相場も同じ。
チャートは基本的にはランダム(50:50)に見える。
だが実は、上に行くか下に行くかは常に50%ではない。
人間が取引している以上、必ず「偏り」=「優位性」が出る。
この確率の天秤が、50%を超えて傾いている瞬間だけを狙う。
魔法の杖ではない。
ただの「イカサマサイコロを見つける作業」。
それが、優位性の正体であり、Edgeを見つけるということだ。
私は優位性=Edgeのある状態でしか勝負をしないので、勝ち続けるのは当たり前。 ただそれを淡々と繰り返しているだけ。
何も難しいことではない。
では、なぜ相場というサイコロに「重心のズレ(偏り)」が生まれるのか?
という疑問の声が聞こえてくる。
物理的なサイコロなら、鉛を仕込めば重心はズレる。
しかし、チャートにおける鉛(偏りの原因)とは何か。
それは、結論「大衆心理」だ。
多くのトレーダーが勘違いしているのは、
「優位性とは未来を予測する力=上か下かを当てるゲームだ」
と思っている点だ。
多くのトレーダーはチャートの奥には人がいることを正しく認識していないと思っている。
頭で分かっていても本当に認識しているか。
「このチャートパターンが出たから、次は絶対に上がるはずだ」 そうやって、必死に未来を当てようとしている。
未来のことなど誰にも分からないのに。
チャートは世界中の無数の投資家の思惑が交錯し、経済指標、要人発言、地政学リスク、AIのアルゴリズムなど、数え切れない要因が複雑に絡み合って価格は形成される。
そんなカオスな世界で、一寸先の未来を100%的中させることなど、神様でもない限り不可能。
では、追い求めるべき優位性=偏りとは何か。
改めてだが、
それは、
「大衆心理」
出来上がったチャートから未来は分からなくても、
「大衆心理の偏り」は分かる。
「大衆心理の履歴」は分かる。
改めてだが。
相場を動かしているのは人間だ(AIも人間がプログラムしたもの)。
人間には、不安や恐怖、欲といった感情がある。
そして集団になると、その感情は特定のパターンで動きやすくなる。
チャートには色濃く大衆心理が反映されている。
見えるよね?
人間に感情があるからこそ我々トレーダーは莫大な利益を上げることができている。
↑ ↑ ↑
これ大事
↑ ↑ ↑
逆に言うと人間の感情がなくなったら私は勝てない。
トレーダーは特に何かすごいことを成し遂げているわけでも何でもない。
ただ大衆心理を読み取って利用しているだけ
①例えば、急激な価格上昇後、多くの人は「乗り遅れたくない!」と飛びつき買いをする。
②しかし、賢いトレーダーたちはその熱狂を冷ややかに見つめ、彼らが買ったポジションを決済するタイミングを虎視眈々と狙っている。
③大衆が熱狂し、飛びついたところが天井になり、そこから価格が反転する。
④大衆の損切注文を巻き込んで急落する。
この「大衆心理が重なるポイント」こそが、
狙うべき優位性(重心のズレ)のある局面。
トレードとは、チャートの向こう側にいる生身の人間との心理戦だ。
あなたが「買いたい」と思った時、その向こう側には必ず「売りたい」と思っている人がいる。
その相手は誰か。
何も考えずに飛びついてきたカモか、それとも十分な資金と戦略を持ったプロか。
優位性のあるトレードとは、常に大衆心理を利用すること。
いや、逆に言うと
大衆心理が可視化されている所でしかトレードしないことが
結果的には優位性のあるトレードに繋がると言っても良い。
プロたちが仕掛け終わって相場が動き出し、最後に遅れて大衆たちが飛び乗ってきたところを、反対売買で狩り取る。
あるいは、大衆たちが恐怖に駆られて損切りをしたところを、安値で拾う。
これが優位性の本質。
テクニカル分析は単なる上か下かを予想するゲームではない。
チャートという軌跡から、市場参加者の恐怖と欲、そしてポジションの偏りを読み解くためのツールに過ぎない。
そして私は優位性=edgeのある状態でしか勝負をしないので、
勝ち続けるのは当たり前でただそれを繰り返しているだけ。
何も難しいことではない。
追記
こちらのポストにもある内容も参考にしてほしい。
優位性についてすこしだけヒントになることがあるかもしれない。
↓長くなるが本noteにも引用しておく。↓
「視点の抽象化」
について。
勝ち続けるトレーダーと、
負け続けるトレーダーには、
決定的に違う「思考の階層」があります。
なぜ、
・同じチャートを見ても、
・同じ情報を見ても、
・同じ教材を学んでも、
・同じ時間学習しても、
まったく成果が違うのか?
その理由は、
「見ている場所」が根本的に違うからです。
上位1%は、
目の前の現象ではなく、
その奥にある原理・原則を見ています。
結論から言うと、
勝ち続けるトレーダーが無意識にやっているのはこれです。
「抽象で捉え、具体で使う」
この思考法こそ、
上位層が必ず持っている「視点の抽象化」です。
たとえば同じ教材を学んでも、
初心者は、
・「どのインジが効くか?」
・「どんなセオリーがあるか?」
といった情報・表層・現象を追いかけます。
一方で上位1%は、
「これはどんな構造に基づいているか?」
という設計思想に意識が向いています。
この視点の違いが、
そのまま勝率と再現性の差になります。
たとえば、勝てないトレーダーは
・エントリーポイントだけを見る
・パターンだけに当てはめる
・設定値をマネする
・「見えているテクニック」だけをコピーする
・表面的な部分だけを真似する
こんな行動を繰り返しています。
一方で上位1%は、
・この形は、どんな大衆心理が作り出している?
・なぜこの価格帯で利確が集中する?
・上位足の相場環境がどう影響している?
・この局面は他でも再現可能か?
・このエントリートリガーに潜むリスクは何か?
というように、
常に「根っこ」にある構造や背景を見抜こうとします。
つまり
・表層・現象を真似るのが初級者
・構造や原理を盗むのが上級者
ということです。
「視点の抽象化」とは、
目の前の「値動き」から、
構造・原理・本質を抜き出す力です。
そして、この力を身につけると、以下のような変化が起きます。
・通貨ペアが変わっても勝てる
・時間軸を変えても応用が効く
・インジに依存しない裁量が身につく
・トレードの精度が跳ね上がる
・再現性が異常に高くなる
最強すぎます。
さらに何より大きいのは、
「その人のトレード」そのもののレベルが、
桁違いに上がるということ。地力の底上げです。
抽象化された思考は、
相場環境や手法の流行に左右されず、
変化に強い「判断軸」をもたらします。
逆に、視点が抽象化されていない人は、
・教材を変える
・手法を変える
・通貨ペアを変える
・トレードスタイルを変える
と、常に表層だけにしか到達せず
「外部」に正解を求め続け、
環境が変わるたびにゼロから迷います。
どうしても深層理解に到達できないのです。
そして気づけば、数ヶ月・数年が簡単に消えていく。
表層を眺めるだけで、勉強した気になる。
でも、安心してください。
視点の抽象化は、難しいものではありません。
やることは、非常にシンプルです。
① これは何を言っている?
②何の構造?
③ 他に応用できる?
この三つの問いを、
すべての学び・経験に当てるだけです。
常に「なぜ?」から始めること。
ノウハウ思考(HOW)ではなく
↓ ↓ ↓
ノウホワイ思考(WHY)です。
たとえば
「なぜこのトレードは勝てたのか?」
「それは再現性のある根拠だったのか? それとも偶然か?」
「次に同じ条件が揃ったとき、自信を持って同じ判断ができるか?」
こうした問いを通して、自分の気づきの「粒度」を上げていく。それが「抽象化」というプロセスです。
上位1%のトレーダーは、この視点でチャートを読み、検証し、学んでいます。
だからこそ、見えている景色が違う。
表層か深層。階層がそもそも違うのです。
抽象で捉え、具体で落とし込み、また抽象へ戻す。
この往復運動が、あなたの思考とトレード技術を、プロの「裁量トレーダー」へと引き上げます。
今日からで構いません。
すべてのトレードに対して、「なぜ?」と自分に問いかける習慣を持ってみてください。
この「視点のズレ」が、やがて「結果のズレ」になります。
抽象化の視点を持つトレーダーは、本当に強い。
思考の階層のずれは時間が経つにつれてとんでもない差を生み出します。
そして、マーケットに支配される側から支配する側に回ることができます。
第5章:再現性とは
次に再現性について。
これは優位性を見つけることよりも遥かに難しい。
なぜなら、再現性を阻む大きな要因の一つ「自分自身」の壁を9割のトレーダーは乗り越えることができないからだ。
https://platform.twitter.com/embed/Tweet.html?dnt=true&embedId=twitter-widget-2&features=eyJ0ZndfdGltZWxpbmVfbGlzdCI6eyJidWNrZXQiOltdLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X2ZvbGxvd2VyX2NvdW50X3N1bnNldCI6eyJidWNrZXQiOnRydWUsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdHdlZXRfZWRpdF9iYWNrZW5kIjp7ImJ1Y2tldCI6Im9uIiwidmVyc2lvbiI6bnVsbH0sInRmd19yZWZzcmNfc2Vzc2lvbiI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfZm9zbnJfc29mdF9pbnRlcnZlbnRpb25zX2VuYWJsZWQiOnsiYnVja2V0Ijoib24iLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X21peGVkX21lZGlhXzE1ODk3Ijp7ImJ1Y2tldCI6InRyZWF0bWVudCIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfZXhwZXJpbWVudHNfY29va2llX2V4cGlyYXRpb24iOnsiYnVja2V0IjoxMjA5NjAwLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X3Nob3dfYmlyZHdhdGNoX3Bpdm90c19lbmFibGVkIjp7ImJ1Y2tldCI6Im9uIiwidmVyc2lvbiI6bnVsbH0sInRmd19kdXBsaWNhdGVfc2NyaWJlc190b19zZXR0aW5ncyI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdXNlX3Byb2ZpbGVfaW1hZ2Vfc2hhcGVfZW5hYmxlZCI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdmlkZW9faGxzX2R5bmFtaWNfbWFuaWZlc3RzXzE1MDgyIjp7ImJ1Y2tldCI6InRydWVfYml0cmF0ZSIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfbGVnYWN5X3RpbWVsaW5lX3N1bnNldCI6eyJidWNrZXQiOnRydWUsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdHdlZXRfZWRpdF9mcm9udGVuZCI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9fQ%3D%3D&frame=false&hideCard=false&hideThread=false&id=1988086019057725456&lang=ja&origin=https%3A%2F%2Fnote.com%2Ffx_taku_0422%2Fn%2Fn72a9db21301a&sessionId=99c3e4235a971bbd23236d28b07d11510529be39&siteScreenName=note_PR&theme=light&widgetsVersion=2615f7e52b7e0%3A1702314776716&width=550px↑のポストでも触れているが、そもそも感情をチャートに持ち込む時点で
トレーダーとしての勝負の土俵にすら立っていない
本題ではないので、ここでは多くは語らないが。
うん。最低限感情は持ち込まない。当たり前。
その上で
感情トレードをしないという前提で
どのように再現性を作るのかを解説していく。
再現性と一言で言っても色々あるので、
今回は4つの再現性について紹介する。
1. Whoever(誰がやっても同じか?)
「TAKUだから見える」 「あの天才だから分かる」
そんなものは手法ではない。
ただの個人の「感覚」だ。
真に優れた手法とは、全ての判断に明確に言語化できるルールがあり、
・Aさんがやっても
・Bさんがやっても
・「Whoever(誰でも)」
・ロウソク足1本単位で
限りなく同じ場所でエントリーし、決済できるものである。
2. Whenever(いつやっても同じか?)
「去年は勝てた」 「アベノミクス相場だから勝てた」
これは再現性ではない。
特定の期間にたまたまハマっただけ。
最近の年ではゴールドの急騰で大きく稼いたゴールド専門のトレーダーも増えたが、年足を見ればわかる通り、相場が良すぎただけ。
仮想通貨も最高値を更新してデイトレードレベルでも良い年だった。
それとこれとは話が別。
相場の本質は「人間の本能(恐怖と欲、不安)」にある。
人間の感情が変わらない以上、ロジックも変わってはいけない。
だからこそ時代によってパフォーマンスが大きく変わることはあり得ない。
・10年前も
・10年後も
・100年後も
・「Whenever(いつでも)」
機能する普遍性が、そこにあるか。
3. Wherever(どこでやっても同じか?)
「ドル円専用手法」 「ゴールド専用ロジック」
本来、そんなものは存在しない。
チャートの向こうにいるのが「人間」である限り、対象が為替だろうが、株だろうが、仮想通貨だろうが、描かれる心理の波形の本質は変わらない。
特定のペアでしか勝てないなら、それは通貨の「癖」?に依存しているだけ。
それかたまたま。
・ドル円でも
・ユーロドルでも
・ビットコインでも
・その他通貨でも
「Wherever(どこでも)」通用する、本質的な優位性を突いているか。
4. Forever(永遠に続けられるか?)
Whenever(いつやっても同じか?)と似ているが少し違う。
計算上の期待値がプラスでも、「勝率20%・RR1:3」のような荒い手法は運用できない。
できなくはないが。
勝率が低すぎると最大連敗数が上振れたときのドローダウンに耐えられない。
資金が尽きるか、その前にあなたの精神が崩壊する。
プロが目指すのは、淡々と、死ぬまで続けられる
「Forever(永遠)」の運用。
収支の波が穏やかで、ストレスなく続けられる
「なだらかな右肩上がり」の曲線だけが、複利の恩恵を最大化させる。
「Whoever, Whenever, Wherever, Forever」
この4つが揃って初めて、その手法は最低限、再現性があるといえる。
ちなみに↑の再現性はさらに細分化することができる。
これ以上発散したら収拾ができないので。要望があれば追記する。
そもそも、優位性と再現性は「対立」するものではない。
この2つは「共存関係」にあり、2つで1つのセットだ。
・再現性のない優位性は、ただの「ラッキーパンチ」。
・優位性のない再現性は、ただの「確実な自殺」。
この2つが両立して初めて、トレードはビジネスになる。
しかし、多くのトレーダーはこの「バランス」を、自らの手で破壊してしまう。
「優位性を高めたい」という欲求、あるいは「1ミリも損をしたくない」という恐怖あるからだ。
人間なのでしょうがない。
「損失を回避したい」 「あそこでMAを見ていれば負けなかったのに」 そうやって、過去の傷を癒やすために、移動平均線にフィルターを足し、さらに上位足の環境認識も加え、ガチガチの鎧で身を固めていく。
彼らは信じている。
「条件を厳しくすればするほど、負けはなくなり、完璧な聖杯に近づく」
と。
不確実な相場を、自分の力で「確実なもの」に変えられると錯覚している。
だが、その「完璧主義」こそが命取りになり得る。
条件が増えれば増えるほど、「全ての条件が揃う完璧なチャンス」は激減する。
月に1回あるかないか、になってしまう。
すると、どうなるか。 完璧を求めたはずのあなたの脳が、皮肉にも最も不完全な「感情」に支配され始める。
「今回はMAが微妙だけど、形がいいから入っちゃえ」
「移動平均線は逆だけど、フィボナッチがいいから…」
こうやって、ルールで縛りすぎた反動で、「自分に都合の良い解釈」が入り込む隙間が生まれるのだ。
これが、再現性を破壊する。
「Whoever(誰でも)」も「Whenever(いつでも)」も崩壊する。
両親に縛られ過ぎた子供が逆にグレルあれ。
良かれと思って足したその武器が、あなたのトレードを
「機械的な作業」
↓ ↓ ↓
「主観まみれの占い」
へと劣化させる。
正確には主観が入る条件が増える。環境になってしまう。
結果、2つのバランスは崩れ去り、優位性もろとも消滅する。
では、改めてだが、
なぜ「判断材料を増やせば増やすほど、再現性は下がる」のか
↑ ↑ ↑
そのメカニズムを、数学的な観点からも解説する。
第6章:判断材料と再現性について
なぜ「判断材料を増やせば増やすほど、再現性は下がる」のか
という問いに対して。
結論から言うと、数学的には理由は2つある。
1つは「確率の減衰」
もう一つは「収束の不可能性」
それぞれ解説する。
1. 確率の減衰(積事象について)
確率論の基本原則を思い出してほしい。
互いに独立した事象Aと事象Bが同時に起こる確率は、足し算ではない。
「掛け算」だ。
学生自体に習ったよね。詳しくはこちらの記事も参照して欲しい。
確率の和の法則と積の法則【中学の数学からはじめる統計検定®2級講座第1回】 | とけたろうブログ確率の和の法則と積の法則【中学の数学からはじめる統計検定®2級講座第1回】「確率の和と積の使い分け方がわからない」「確率の問題はいつも何となく解いているだけ」なんて思っている人はいませんか。しっかtoketarou.com
条件を一つ加えるたびに、あなたのトレードの再現性を保つことの難易度が上がるかつ、
なぜ条件を増やすと勝てなくなるのか。
感覚論ではなく、数学の「定義」から話をしよう。
まず、「AとBが両方とも起こる確率」を同時確率という。
これを数式で表すと、こうなる。
P(A ∧ B) = P(A) ×P(B)
ここで登場するのが、「掛け算」だ。
この数式が意味するのは、「それぞれの出来事が独立している場合、確率は足し算ではなく、掛け算で算出される」というルール。
たとえばコイン投げを想像してほしい。
A:1回目に表が出る(確率 = 50%)
B:2回目に表が出る(確率 = 50%)
2回連続で表が出る確率は、
50%×50% = 25%となる。
この数学的真理を、そのままあなたのトレードに応用してみよう。
条件を一つ加えるたびに、あなたのエントリーチャンスは劇的に、いや絶望的に削ぎ落とされていくことが分かる。
簡単なシミュレーションをしてみよう。
ある程度優位性のある(出現率30%の=今回は分かりやすくするために出現率と数学的に定義する)
裁量判断を組み合わせたと仮定する。
- 条件1つ(MAの支え)
- 確率:30%
- → 10回に3回チャンスがある。
- 条件2つ(MAの支え × 水平線の支え)
- 確率:30%×30% = 9%
- → 10回に1回以下。
- 条件3つ(MAの支え × 水平線の支え × ダウの支え)
- 確率:30%×30%×30% = 2.7%
- → 100回にわずか2〜3回。
- 条件4つ(MAの支え × 水平線の支え × ダウの支え×フィボナッチの支え)
- 確率:30%×30%×30%×30% = 0.81%
- → 100回見て、1回あるかないか。
「条件を厳選した完璧なエントリーポイント」などと聞こえはいいが、
数学的には「「91.9%の機会損失」を自ら作り出しているに過ぎない。
(※注釈)
もちろん、実際の相場において全ての条件が一律30%であるとは限らないし、各事象が完全に独立していないケースや重なりもある。
分かりやすく解説するために今回は極端に独立させている。
実際条件を厳選することで、無駄な負けを減らし、勝率(防御力)が高まるのも事実。
だが、忘れてはならない。 我々は、「防御力(勝率)」を高める代償として、「攻撃の機会(試行回数)」を支払っている。
防御を固めることと、重すぎて動けなくなることは紙一重。
重要なのは、あなたが「良かれと思って足しているその条件」が、トレードの質を高めているのか、それとも『物理的にむやみやたらにチャンスを消滅させている』のか、その境界線を見極めること。
条件を増やす行為は、安全を買うための「等価交換」。
そのコストを払ってでも必要な条件なのか、常に自問しなければならない。
2. 大数の法則が機能しない(収束の不可能性)
「でも、その0.81%のチャンスは勝率は高くなるのでのでは?」
そう思うかもしれない。
だが、ここに最大の罠がある。
第2章で「確率は試行回数を稼ぐことで収束する(大数の法則)」と解説した。
逆に言えば、
「試行回数が少なければ、確率は暴れる=上下に振れる」
ということだ。
条件をガチガチに固めて、月に2回しかエントリーチャンスが来ない手法を作ったとしよう。
期待値通りの結果(確率の収束)を得るのに必要なサンプル数、例えば1000回の試行をこなすのに何年かかるか?
1000回÷24回/年≒42年
あなたの寿命が尽きる方が早い。
これでは、検証も改善も不可能だ。
そして何より、FXという金融商品の最大のメリットを殺している。
FXの強みは、
圧倒的な「資金効率(キャッシュフロー)」と、
そこから生まれる「複利の爆発力」にある。
それなのに、年間のトレード回数が稼げないということは、
その最強の武器を自らドブに捨てているのと同じ。
考えてみてほしい。
月に数回あるかないかのチャンスのために、毎日何時間も全通貨ペアを監視し続けるのか?
それは、人生という貴重なリソースの無駄遣い。
そんな効率の悪いことをするくらいなら、S&P500や全世界株式(オルカン)に脳死で積立投資をして、
あとは寝ていた方がマシだ。
その方が、リスクも低く、人生トータルの幸福度も、時給単価も圧倒的に高い。
これが私の考え。
忘れてはならない。
エントリーして資金を減らすことだけがリスクではない。
チャンスを見送って、資産を増やす時間をドブに捨てることも、またリスクなのだ。
「トレードをすることもリスクだが、我々には寿命がある限り、トレードをしないこともリスクだ」
人生が有限でなければ話は違うのだが。
わざわざFXをやる以上、複利を回せるだけ=活きるだけの「数」を打たなければ意味がない。
また、試行回数が稼げないということは、統計的優位性が発揮される前に、
「たまたまの連敗(分散)」によるドローダウン
でパフォーマンスが収束しない確率も大きくなる。
どれだけ高勝率に見える手法でも、n(試行回数)が少なければ、
それは投資ではなくただの「運ゲー」なのだ。
第7章:検証の過剰最適化について
本章の目的は、第3章で定義した「狭義の期待値(優位性×再現性)」を正しく確立することだ。
だが、そのための検証作業において、多くの人が良かれと思って踏み抜く「地雷」がある。
手法を構築する上で、これだけは絶対にやってはいけない。
条件を増やすと「運ゲー」になる。 普通ならそこで引き返すはずだ。
しかし、勤勉なトレーダーはここで諦めない。
それどころか、
「条件が足りないから負けたんだ」
「もっと条件を増やせば、この運ゲーを完全攻略できるはずだ」
と勘違いし、さらに複雑な迷宮へと足を踏み入れてしまう。
この「複雑さの罠」、 ここで、システムトレードの世界における「バイブル」とも呼べる一冊の書籍を紹介したい。
詳しくはこちらの本を読んでみて欲しい。
『システムトレード 基本と原則 (ウィザードブックシリーズ)』
トレーディングを「感覚」ではなく「数学・統計」で捉えるこの分野において、必ずと言っていいほど警告されている「自殺行為」がある。
それが、「過剰最適化(カーブフィッティング)」だ。
EAの開発では良く言及されるよね。過剰調整とも言う。
・「条件を足して、過去検証の成績が上がりました!」
・「この条件でトレードしたら2023年度のパフォーマンスが大きく向上しました」
・「インジケーターの数値を微調整して、フィルターをもう一つ足したら、バックテストのPFが劇的に改善しました!」
・「過去の負けパターンを回避する条件を加えたら、直近1年の成績が無敗になりました!」
そう言って、複雑なルールの「聖杯」を持ってくるトレーダーが後を絶たない。
だが、はっきり言おう。
それは「聖杯」ではない。
ただの「過去チャートの暗記(カンニング)」だ。
なぜ条件を増やすことがダメなのか。そのメカニズムを詳細に解説する。
① EAの検証で使われる「シグナル」と「ノイズ」とは
まず、相場の値動きには、性質の異なる2つの要素が混在していると考える
- シグナル(必然的な動き)
- 相場の「癖」や「優位性(エッジ)」に基づく動き。
- テクニカル分析に裏付けされており、未来でも繰り返される可能性が高い。
- (例:トレンド発生時の押し目買い、レンジ上限での反発など)
- ノイズ(偶然の動き)
- 突発的なニュース、大口の一時的な注文、薄商い時の乱高下などによるファンダ的でランダムな動き。
- 規則性がなく、未来で全く同じ動きが再現されることはない。
- (例:指標発表直後のヒゲ、為替介入など)
【ここが最大の落とし穴】
多くのトレーダーは、負けトレードの振り返りを行う際に、
無意識に「ノイズのルール化」を行ってしまう。
例えば、ある負けトレードを見返して、こう反省するのだ。
「あ、この負けた場面、よく見るとMA(移動平均線)が少し乖離していたな」
↓ ↓ ↓
「こっちの負けは、MAの向きが少し甘かったな」
↓ ↓ ↓
「よし、次は『MAの乖離が〇〇以上、角度が〇〇度以下の時は見送る』という裁量判断を取り入れよう!」
一見、熱心な勉強家に見える。
しかし、これこそがカーブフィッティングで。
過剰最適化の入り口。
なぜなら、その「MAの乖離」や「角度の甘さ」は、負けた原因ではなく、
たまたまその時に起きていた「偶然(ノイズ)」である可能性があるからだ。
もし、その条件(フィルター)を足すことで、
過去の「負けトレード」を1つ回避できたとしても、
同時に未来の「勝ちトレード」を5つ消してしまうかもしれない。
本来なら「損切り」になるべき負けトレード(ノイズによる負け)を、
条件を足すことで無理やり「勝ち」あるいは「回避」できるように過剰調整する。
本来なら「確率的な損切り(必要経費)」として処理すべき負けを、
後付けの理由(こじつけ)で無理やり「回避できたはずの負け」に変換してしまう。
これを繰り返すとどうなるか?
「MAの角度」に加え、「MAの数値」「ヒゲの長さ」など、過去の負けを消すための条件が無限に増えていく。
出来上がるのは、 「過去のチャートの負けパターンをすべて避けるためだけに作られた、歪で複雑な手法」 だ。
するとどうなるか? 過去のチャートにおいては完璧な成績が出るかもしれない。
しかし、そのルールは「シグナル」を見ているのではなく、「過去のノイズ」にフィットさせただけ。
② 「数学の受験勉強」で例えるカーブフィッティング
この現象を、大学受験の数学に例えてみよう。
あなたは過去問(赤本)を使って、難関大学の入試対策をしている。
ここに2人の受験生がいる。
- A君:本質を学ぶ(汎用性あり)
- 「二次関数とは何か」という『定義と公式(ロジック)』を理解している。
- → どんなひねった問題が出ても、その場で式を組み立てて解ける。
- これが「裁量判断・優位性の理解」だ。
- B君:パターンを暗記する(カーブフィッティング)
- 公式の意味は理解していない。その代わり、2020年の過去問をやり込み、
- 「問題文に『最大値』と出たら、こういう解き方をする」
- という『その年の問題でしか通用しない手順』を完璧に暗記してしまった。
- → 過去問を解かせれば満点だが、少し数字が変わったり問題が変わると途端に応用が利かなくなり爆死する。
これが「過剰最適化」だ。
B君は、過去問(バックテスト)では「偏差値70」かもしれない。
しかし、本番の試験(未来の相場)で、全く同じ数字が出ることはありえない。
相場という試験会場では、問題の数字(ボラティリティや種類)は毎日変わる。
それなのに、B君のように
「過去問専用のカンニングペーパー(ガチガチに調整したインジケーター設定)」
を握りしめて会場に向かうのは、無謀だ。
必要なのは、「過去の正解手順」をなぞることではない。
目の前の新しい問題に合わせて、その場で公式を使いこなす「判断力」。
④ 「努力」が生む「生存バイアス」の罠
さらに残酷な現実がある。 真面目なトレーダーほど陥る罠がある。
それは、「検証回数を増やせば増やすほど、過剰最適化しやすくなる」というパラドックスだ。
想像してほしい。
完全にランダムな「コイントス」の結果を予測するロジックを作るとする。
当然、予測なんて不可能だ。
しかし、もしあなたが「1万通りのデタラメなロジック」を作って検証したらどうなるか?
確率論的に、1万通りもあれば、その中の1つくらいは 「偶然、過去の結果と完璧に一致して、全問正解してしまうロジック」 が生まれてしまう可能性がある
- それは実力か? → いいえ。
- 優位性か? → いいえ。
- それは未来のチャートで通用するのか。→いいえ。
- それはただの「運(生存バイアス)」だ。
「もっと設定をいじれば勝てるはずだ」とバックテストを繰り返す行為は、
この「偶然の一致」を引くまでクジを引き続けている可能性がある。
あくまで可能性の話であって全員が全員過剰最適を強いるわけはないが、そういう可能性があるということだ。
そして、その「偶然の聖杯」を信じて全財産を賭けた時、待っているのは破産だけ。
私は、こういう「しっかりと努力できる人」が、 知らず知らずのうちに間違った方向(破滅)へ全力疾走している姿を見ると、何とも言えない気持ちになる。
過去の私を見ているようだから。
・彼らに才能がないわけではない。
・怠けているわけでもない。
・むしろ、誰よりも真剣に相場と向き合っている。
だからこそ、もったいない。
これだけの検証をこなせる「行動力」と「熱量」があるなら、
ベクトル(方向性)さえ正しければ、結果が出るのは時間の問題だからだ。
エンジンは優秀なのに、地図が逆さまなだけ。
努力の矛先を「過去のつじつま合わせ」から、「未来への優位性の構築」に変えるだけでいい。
そうすれば、あなたのその努力は必ず報われる。
【結論:シンプルさこそが最強の防御】
過剰最適化は、怠惰なトレーダーではなく、むしろ勤勉で真面目なトレーダーこそが陥る沼だ。
彼らは常にチャートと向き合い、真剣にこう考えている。
・「この条件を付け加えれば、勝率が数%上がるはずだ」
・「このフィルターを通せば、あの時の負けを回避できる」
・「念のために、このインジケーターの数値も確認しなければならない」
そうやって、不安を埋めるために次々と「武器」や「鎧」を身につけていく。
だが、戦場に出る前に、一度立ち止まって自分に問いただしてほしい。
「その条件は、本当に必要なのか?」
「それは未来の相場でも機能する『必然の理屈』なのか? それとも過去の傷を隠すための『絆創膏』なのか?」
『システムトレード』の理論が示す結論は、至ってシンプルだ。
「複雑すぎるシステムは、ノイズを拾いすぎて未来では通用しない」
未知の未来に対応できるのは、過去のノイズに過剰適応したガチガチの重装備(複雑な手法)ではない。
本質的なエッジ(優位性)だけを捉え、余計なものを極限まで削ぎ落とした、身軽でシンプルなルールだけなのだ。
インジケーターを追加したくなった時、条件を足したくなった時、自問してほしい。
・「私は今、未来でも通用する『本質(シグナル)』を見ているのか?」 ・「それとも、二度と来ない過去チャートの『染み(ノイズ)』に合わせて、つじつま合わせをしているだけではないか?」
勇気を持って、捨てる。
・過去への執着を。
・複雑さへの逃避を。
・常識を。
「単純であること(Simple)」は、初心者であることの証明ではない。
洗練されたプロフェッショナルであることの、何よりの証明。
「Simple is Best」
捨てる。
削る。
不要なインジケーターを。
迷いを生むだけの情報を。
削ぎ落として、削ぎ落として、 最後に残ったシンプルな「芯」だけを信じる。
芯=センターピン
多くの人は聖杯探しに明け暮れる。
SNSを見ても何も見つからないし、勝てる情報なんて落ちていない。
このnoteを見ても何も変わらない。
いくら情報をインプットしても一生再現性は手に入らない。
どんな相場環境なら機能するのか、しないのか。
連敗した時にどう修正するのか。
そうやって一つの手法と徹底的に向き合い、自分の血肉に変えていく過程でしか、4つのEverは生まれない。
私のトレード履歴を見れば、面白みのない、同じようなトレードばかりが並んでいるはず。
最近は決算の時にしか確認しないが多分つまらない。
派手なトレードも、一発逆転の大勝負もない。
ただひたすらに、自分が決めた優位性のある局面を待ち、それが来たら機械的にエントリーし、ルール通りに決済する。
それを何千回と繰り返してきた結果、今の利益がある。
トレードに、エンターテイメント性など求めてはいけない。
退屈で、地味で、孤独な作業。
それに耐えうる者だけが、再現性という最強の武器を手にできる。
第8章 メンタルとは
この章はおまけだが。
FXには強靭なメンタルが必要だと仰る方が多いので、念のため。
メンタルなんて、必要ない。
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ポジションを持って落ち着かない理由は、主に2つ。
・手法が確立していない
・許容損失額が大きすぎる
どちらか。
あるいは両方。
そして、どちらも克服しない限り、メンタルの安定は一生訪れない
もしあなたが、
「このボタンを押せば50%の確率で1万円失うが、50%の確率で2万円もらえる」
という箱を持っていたら、どうするか。
ビクビクしてボタンを押すのを躊躇するか。
負けたらどうしようと震えるか。
しないはずだ。
無心で、淡々と、何千回でもボタンを連打し続けるはずだ。
なぜなら、押せば押すほどお金が増えることが分かっているからだ。
FXも同じ。
優位性と再現性のある手法を確立さえしていれば、長期的には勝てると分かっている。
だから、結果に一喜一憂してビクビク怯える必要もないし、エントリーに迷う必要もない。
赤信号で止まるのに、勇気やメンタルが必要だろうか。
赤で進めば事故に遭う(損失を出す)、
青なら安全に進める(利益が出る)。
そのルールと確率を知っているから、無心でブレーキを踏めるのだ。
また、「資金管理をどうこうすれば勝てる」なんてありえない。
マイナスの期待値の手法にどんな優れた資金管理を適用しても、
破産するスピードが変わるだけで、結果は必ずマイナスになる。
あくまで、安定的に機能する(プラスの期待値を持つ)手法があってこその資金管理。
実際、ある程度勝てていても「メンタルが~」とか「チキン利食いしてしまう」と迷っている時点で、あなたはまだ期待値稼働ができていない。
つまり、本当の意味でのプロではない。
厳しいようだが、自分の手法、そして自分自身のトレードに対する解像度が低すぎる。
今すぐブラッシュアップが必要。
最後に
長くなったが、ここまで読んでくれた人いるかな。
最後に本記事の要点をまとめる。
1. 期待値 = 「仮想収支」
目の前の「勝ち負け(結果論)=実収支」はノイズ。
期待値がプラスなら、エントリーした瞬間に「論理的には勝っている」。
2. 確率の収束(大数の法則)
短期的にはランダムでも、 試行回数を重ねれば、結果は必ず「理論値」に収束する。
ギャンブルを、数学的必然に変える。
3. 優位性=Edge(偏り)を見つける
相場はイカサマのサイコロ。
「50:50」の均衡が崩れ、大衆心理によって確率が歪んだ瞬間。
その「重心のズレ」だけを狙い撃て。
4. 「4つのEver」で再現性を担保すること
・Whoever(誰が)
・Whenever(いつ)
・Wherever(どこで)
・Forever(永遠に)
この条件を満たさない手法は、ただの「運ゲー」。
淡々と、感情を持たない機械になりきれ。
5. 情報は捨てる。シンプルこそ最強
不安だからといって、条件を足すな。
条件を増やせば増やすほど、再現性は崩壊し、カーブフィッティング(過剰最適化)の罠に落ちる。
勇気を持って削ぎ落とし、最後に残った「芯」だけを信じる。
理論だけでは、1円も稼げない
このnoteを読んでもテクニカル分析は何も上手くなっていない。
明日から急に勝てるようになるわけではない。
なぜなら、これはあくまで「地図」だから。
樹海の歩き方を知っても、実際に自分の足で歩けなければ意味がない。
多くのトレーダーが、ここで脱落する。
理論は分かった。頭では理解した。
しかし、いざチャートを前にすると手が止まる。
「無駄な変数を削ぎ落とせと言うが、具体的に何を消せばいい?」
「再現性のある検証? 具体的に?」
「自分の手法の期待値がプラスだと、どうやって数学的に証明する?」
「論理の理解」と「実戦での遂行」の間には、深くて暗い溝がある。
この疑念を消し去る方法は、たった一つ。
「検証」。
この泥臭いプロセスを経て初めて、脳内の「仮説」は、市場で戦える「事実(武器)」に変わる。
そこで初めて、恐怖を感じずに引き金を引けるようになる。
聖杯はない。
あるのは、あなたが積み上げたデータの裏付けだけ。
検証についてのヒントかこちらで少し解説しているので、何か参考になれば幸いです。
Q&A(今後随時追加予定)
Q1:期待値を「仮想収支」と考えるのは理解できましたが、実際の口座残高が減っていく恐怖にはどう立ち向かえばいいですか?アドバイスありましたが教えていただきたいです。
A: 結論から言えば、「リスク」と「経費」を混同しないことです。 事業において、商品を仕入れるコストを「損をした」とは言いませんよね?期待値がプラスの手法における1回の負けは、「統計的な平均値を抽出するための仕入れ(経費)」に過ぎません。もし恐怖を感じるなら、それは「期待値」が腹落ちしていないか、1回あたりの「経費(許容損失額)」が事業規模に対して大きすぎるかのどちらかです。「エントリーボタンを押した瞬間に、期待値分の利益は確定している(あとは収束を待つだけ)」という感覚を持てるまで、徹底的に検証データを見直してください。
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A: この点について次回のnoteで具体的に解説いたしますので、そちらをご参照ください。少しだけ触れると数学的には、最低でも300〜400回は必要です。(こちらについては次回数学的に解説いたします。)
なぜなら、統計学における標準誤差は試行回数の平方根に反比例するからなのですが。
- n=10:誤差が大きすぎて、勝率が60%でも「たまたま」である確率を否定できません。
- n=100:まだ勝率に10%程度のブレ(誤差)が生じます。
- n=400:ようやく誤差が5%以内に収まり、手法の「芯」が見えてきます。
「数十回の検証」で一喜一憂するのは、統計学的には「昨日の天気だけで1年の気候を予測する」のと同じくらい無謀な行為です。逆に言うと試行回数を踏まないといかに素晴らしい手法でも機能しないという事になります。
Q3:条件(判断材料)を増やすと、なぜ再現性が下がるのですか?
A: 本編では「積事象」により出現率が極端に減衰していくからですと解説いたしました。少し大げさな例として「それぞれ30%の確率で発生する「MAの支え」「水平線の反発」「ダウの転換」を全て満たそうとすると、その出現率は 0.3×0.3×0.3 = 0.027(2.7%)まで激減します。」と解説いたしましたが、実際はこれによって。再現性を「担保しずらく」なります。
- Whoever(誰でも):判断が複雑になり、個人の「主観」や「センス」に依存してしまう可能性が増える。
- Whenever / Wherever(いつ・どこでも):過去の特定のチャートに合わせすぎ(過剰最適化)、未来や他の通貨ペアで全く通用しなくなる。
- Forever(永遠に):回数が稼げないため、たまたまの連敗で「手法が壊れたのか、誤差なのか」の判断すらできず、継続が不可能になる可能性が高くなる。
チャンスが少なすぎると、
人間は「待ちきれずに主観を入れてしまう」か、
「大数の法則が機能する前に寿命が尽きる」かのどちらかになります。
というか、再現性を破壊する要素=主観が入りやすくなる。
介入する可能性が高くなるから判断材料は削っていくべきです。
Q4:検証中の振り返りで負けの原因を潰していくのは、なぜ「カンニング」なのですか?
A: それは「本質」ではなく、「過去の染み(ノイズ)」に合わせているだけだからです。=合わせている可能性が高いからです。 未来の相場で、過去と全く同じノイズが再現されることはありません。複雑な条件を足して「過去の負け」を消せば消すほど、その手法は「過去専用のガラクタ」=「特定年数にのみ通用する手法」になります。 よく、今回はMAが~~だから負けたのではないか。今回は~~だから負けたのではないか。と振り返りされる方がいらっしゃいますが、真の検証とは、負けを消す作業ではなく、「ノイズによる負け(必要経費)」を許容した上で、それでも残る「本質」を見つける作業です。
もちろん振り返りは大事ですが、正しく行わないとカーブフィッティングに陥りやすくなります。振り返りによって因果を特定することを完全に否定するつもりはありませんが、あくまでご自身が負けを過剰最適化=過剰調整していないか見極めることが必要となります。
Q5:資金管理さえしっかりしていれば、いつかは勝てるようになりますか?
A: 残念ながら、答えはNOです。 「資金管理」の役割は「期待値が収束するまでマーケットに生き残らせること」に限定されます。元々の手法の期待値がマイナス(期待値 < 0)であれば、どんなに高度な資金管理をしても、破産するまでの時間が少し伸びるだけです。 まずは「正の期待値」を持つ手法(武器)を構築し、それを「資金管理」という盾で守りながら、ひたすら「試行回数」を積み重ねる。この3点セットが揃って初めて、資産は複利で膨らみ始めます。
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A: 我々が「期待値」の根拠とするのは、特定の価格数値ではなく、「人間の生理的・心理的バイアス(プロスペクト理論など)」という、より定常性の高い構造です。アルゴリズムが変わっても、それを運用する人間の「損失回避性」や「群衆心理」という「大衆心理」がアップデートされない限り、統計的な偏り(エッジ)は形を変えて現れ続けます。期待値稼働とは、手法の固定ではなく、この「構造的な偏り」を抽出し続けるプロセスを指します。よって人間の大衆心理が変わらない限り、我々は半永久的に利益を上げ続けることができます。毎年毎年、人間の真理が変わるのであれば、話は別です。
https://platform.twitter.com/embed/Tweet.html?dnt=true&embedId=twitter-widget-6&features=eyJ0ZndfdGltZWxpbmVfbGlzdCI6eyJidWNrZXQiOltdLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X2ZvbGxvd2VyX2NvdW50X3N1bnNldCI6eyJidWNrZXQiOnRydWUsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdHdlZXRfZWRpdF9iYWNrZW5kIjp7ImJ1Y2tldCI6Im9uIiwidmVyc2lvbiI6bnVsbH0sInRmd19yZWZzcmNfc2Vzc2lvbiI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfZm9zbnJfc29mdF9pbnRlcnZlbnRpb25zX2VuYWJsZWQiOnsiYnVja2V0Ijoib24iLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X21peGVkX21lZGlhXzE1ODk3Ijp7ImJ1Y2tldCI6InRyZWF0bWVudCIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfZXhwZXJpbWVudHNfY29va2llX2V4cGlyYXRpb24iOnsiYnVja2V0IjoxMjA5NjAwLCJ2ZXJzaW9uIjpudWxsfSwidGZ3X3Nob3dfYmlyZHdhdGNoX3Bpdm90c19lbmFibGVkIjp7ImJ1Y2tldCI6Im9uIiwidmVyc2lvbiI6bnVsbH0sInRmd19kdXBsaWNhdGVfc2NyaWJlc190b19zZXR0aW5ncyI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdXNlX3Byb2ZpbGVfaW1hZ2Vfc2hhcGVfZW5hYmxlZCI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdmlkZW9faGxzX2R5bmFtaWNfbWFuaWZlc3RzXzE1MDgyIjp7ImJ1Y2tldCI6InRydWVfYml0cmF0ZSIsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfbGVnYWN5X3RpbWVsaW5lX3N1bnNldCI6eyJidWNrZXQiOnRydWUsInZlcnNpb24iOm51bGx9LCJ0ZndfdHdlZXRfZWRpdF9mcm9udGVuZCI6eyJidWNrZXQiOiJvbiIsInZlcnNpb24iOm51bGx9fQ%3D%3D&frame=false&hideCard=false&hideThread=false&id=2001988382768185765&lang=ja&origin=https%3A%2F%2Fnote.com%2Ffx_taku_0422%2Fn%2Fn72a9db21301a&sessionId=99c3e4235a971bbd23236d28b07d11510529be39&siteScreenName=note_PR&theme=light&widgetsVersion=2615f7e52b7e0%3A1702314776716&width=550pxQ7:もし全員が「期待値稼働」を行い、同じ優位性を狙ったら、その優位性は消滅しませんか?
「期待値稼働の理論が広まれば、優位性がなくなるのでは?」と心配する必要はありません。 なぜなら、人間は不完全な生き物で、非合理的な生き物だからです。相場の歪みを作っているのは『知識の欠如』ではなく、全人類が脳に標準装備している『感情』=『大衆心理』です。 知識を学ぶ人は多いですが、自分の本能を殺して機械になれる人は、いつの時代も1%以下。だからこそ、この仕事は一生、事業として成立し続け。この「生物学的な規律の欠如」がある限り、期待値は形を変えながら、常にマーケットのどこかに供給され続けます。我々トレーダーは人間の不完全さをお金に還元していると言っても過言ではないです。
PS.
急遽リライトしたので、この記事はまだまだ不完全。
なのでさらに改良し、より良いものにしていきたいと考えている。
- 参考になった点
- 感想やコメント
- 新たな疑問や質問
- TAKUのモチベを維持するいいねや高評価
などがあれば、こちらのnoteのコメント欄か、X(旧Twitter)のリプで教えていただければ改良します。
いただいた質問には、Q&Aコーナーで随時回答・追記していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
長くなりましたが
あなたの「投資家人生」がより良いものになる事を願っております。
今回は以上です。ありがとうございました。