04 FXは国内口座か海外口座か

口座選び | 初心者向け

FXは国内口座 or 海外口座、
どっちがいい?

国内・海外それぞれの主張を事実ベースで検証し、
自分の状況に合った口座を選べるようになります。

FXは国内口座or海外口座 — マインドマップ

「国内口座と海外口座、どっちがいいですか?」という質問をよくいただきます。
結論から言うと、どちらが絶対に正解とは断言できません。

CORE PRINCIPLE

ネット上の情報は
すべてポジショントーク。

国内口座を批判するインフルエンサーは、海外口座を使ってほしい人です。
海外口座を批判するインフルエンサーは、国内口座を使ってほしい人です。
基本的に全部ポジショントーク。自分で事実を調べて、自分の状況に合ったものを選ぶしかありません。

TAKU

自分が言ってることも基本的に全部ポジショントークです。だからこそ事実ベースで話せればと思っています。情報を精査する力を身につけてほしいです。

補足:法律上の注意

海外FXを日本在住者にお勧めすることは、法律的にグレーな領域です。
海外FX紹介記事の最下部に「海外在住者向けに書いています」と書かれているのはそのためです。
このレッスンでは特定の業者を推奨しません。


① 「海外FXが危険」という主張を検証する

「私が怖くて絶対に国内FX業者を使いたくない」という記事で挙げられている4つの主張を、
事実ベースで検証します。

主張① 負けて借金を抱えるリスクがある

❌ 主張:国内口座では追証(おいしょう)で借金を抱えるリスクがある
祝日またぎのポジション持ち越しで窓開けし、ロスカットが間に合わずに追証が発生するケースを指しています。

ただし、1〜2%の資金管理ルールを守っていれば、そこまで大きなロットを張ることはあり得ません。
また、現在の国内口座はほぼスリッページが発生しても、借金を追うほどのロスカット乖離は起きません。

そして、海外口座でも同様のリスクはあります。アコメなどで証拠金を借りている事例もあります。

→ 国内口座特有の問題ではない。資金管理を守れば関係ない。

主張② ユーザーが負けるように呑み行為をしてくるリスク

❌ 主張:国内口座はDD方式のため業者がユーザーのポジションを呑む
DD方式(国内)vs NDD方式(海外)の違いを指しています。

これが問題になっていたのは20年以上前の話です。
現在の主要国内口座でこの問題が実害になることはほぼありません。
「ヒゲでロスカット」などの噂も含め、古い情報をそのまま流用している記事が多いです。

→ 20年前の話。現在の国内主要口座では実質的に関係ない。

主張③ 年間820万円以上稼げなければ海外FXのほうが税金が安い

❌ 主張:海外FXは税率が低く、820万円未満なら国内より有利
海外FXは雑所得扱いです。会社員であれば給与所得と合算されます。

例えば年収600〜700万円の会社員が海外FXで稼いだ場合、すべて合算されるため、
「海外FXの方が税金が安い」という主張は当てはまりません。

また、損益通算・繰越控除も海外FXではできません
国内(個人)は3年、法人は8年の繰越が可能です。

※専業トレーダー(給与所得なし)の場合は多少正確な数字かもしれませんが、
 ほとんどの方は兼業だと思うので関係ありません。

→ 会社員なら全く当てはまらない。損益通算も考えると国内有利の場面が多い。

損益通算・繰越控除の比較
区分 損益通算 繰越控除
国内FX(個人) 他の先物取引と可能 3年間
国内FX(法人) 法人の他所得と可能 8年間
海外FX 不可 不可

主張④ 入金ボーナスなどのボーナスがない

❌ 主張:国内口座は入金ボーナスがないので不利
ボーナスを頼りにしている人は、一生勝てるようになりません。
入金ボーナスはトレードの優位性にはなりません。
→ ボーナスへの依存は本質的な問題ではない。


② 証券会社選びで本当に大事なこと

「信頼性」と「スプレッド(約定力)」。
これが証券会社選びのすべて。

よく言われる言葉に「スプレッドと信頼性が全て」があります。
金額が大きくなればなるほど、この2点の重要性は増します。

XMについて

海外FXで最もよく名前が挙がるXMですが、近年出金拒否のケースが報告されています。
さらにスプレッドがかなり広いため、入金ボーナスで得した以上に、
スプレッドコストで損している可能性があります。

❌ XMを選ぶ理由として弱い

入金ボーナスが多い
→ スプレッドが広いので実質損している場合がある

✅ 口座を選ぶ正しい基準

信頼性(つぶれないか・出金できるか)
+ スプレッドの狭さ
+ 税務処理のしやすさ

TAKU

XMをお勧めする記事が多いのはアフィリエイト報酬のためです。入金ボーナスの差以上にスプレッドで損しますし、1,000万円を超えてきたら、マイナーな業者に預けるのは怖くてできないですよね。スプレッド以上に「つぶれないか」が怖いので。

業者 信頼性 スプレッド 法人口座 TAKUの評価
XM 出金拒否事例あり 広い おそらく不可 慎重に
Saxoトレーダー 高い 狭い 対応 個人的に安心
Axiory 高い 狭い 対応 個人的に安心
国内口座各社 高い(金融庁監視) 狭い 対応 税務・サポートが楽

③ 法人化という選択肢

稼げるようになってきたら、法人化を検討してください。
県人さんのブログでも「法人化すべき」と書かれています。

TAKU
法人化すると他の事業所得と合算できますし、経費の幅も大きく広がります。XMは法人口座が作れないと思うので、法人化するならSaxoトレーダーかAxioryになると思います。税金がバカにならないので、稼げてきたら早めに税理士に相談してほしいです。

法人化のメリット 詳細
損益通算 他の事業所得と合算できる
繰越控除 8年間の繰越が可能
経費の幅 個人より広い範囲で経費計上できる
節税 所得が大きくなるほど効果が出る

④ 結論:状況によって最適解は変わる

国内口座・海外口座のどちらが「絶対に正解」ということはありません。
自分の状況を正確に把握した上で選んでください。

あなたの状況 最適な選択肢の方向性
会社員・兼業トレーダー 国内口座が税務・サポート面で使いやすい
専業トレーダー(法人なし) スプレッド・信頼性で比較して選ぶ
法人化済み 法人口座対応の業者(Saxo/Axiory/国内)
海外在住者 税制が異なるため別途検討(海外FXが有利な場合も)
資金1,000万円超 信頼性を最優先。マイナー業者は避ける
TAKU
海外FXが絶対ダメとは思っていません。バランスです。スプレッド・信頼性・税務面・法人化の有無・現在の状況。これらを総合して判断してほしいです。大事なのは「情報を精査する力」。自分で調べて、税理士に確認する。それが一番の近道です。


このレッスンの完了条件
  • □ 国内・海外口座に関するネット記事がポジショントークであることを理解している
  • □ 「借金リスク・呑み行為・税金・ボーナス」の各主張への反論を説明できる
  • □ 口座選びの基準(信頼性・スプレッド・税務)を自分の状況に当てはめて考えられる

まとめ

最重要 国内・海外どちらの批判記事もポジショントーク。情報を精査する力を持つ
必須 証券会社選びの基準:信頼性(つぶれないか)+ スプレッドの狭さ
必須 海外FXの税務:雑所得扱い・損益通算不可・繰越控除不可 → 会社員には不利な場面が多い
検討 法人化すると損益通算・繰越8年・経費拡大のメリットがある
XMはスプレッドが広く、ボーナス以上にコストがかかる可能性がある
最終的な判断は自分の状況(兼業/専業・法人/個人・居住国)に依存する