12 プロトレーダーになるための期間

FX言語化研究所 | 長期戦略・覚悟

プロトレーダーになるための
期間はどれくらいか

「時間×集中力×地頭」の公式で考える。
プロとしての期待値と現実のコストを理解し、
FXを長期戦として捉える覚悟を身につけます。

① FXで退場する確率は95%以上 現実

圧倒的な投下時間 vs 〇〇%の壁

「圧倒的な投下時間」と「〇〇%の壁」の関係

FXで退場する確率は95%以上です。
しかし、これは才能の問題ではありません。
圧倒的な投下時間が足りていないことが、最大の原因です。

圧倒的な投下時間が必要な例

・東大合格:3,500〜4,000時間
・英語(ビジネスレベル):3,000時間
・エンジニア/プログラマー:1,000時間
・動画編集者:500〜1,000時間
FXで勝てるようになるまでの時間:3年間

〇〇%の壁(上位5%以内に入る難しさ)

・年収1,000万円以上の給与所得者:約5%
・TOEIC 900点以上の割合:約4%
・起業10年後の生存率:約5%
・プログラミング学習の挫折率:90%
FXで退場する確率:95%以上

1,000時間 = 1日平均3時間 × 約1年間
結局は投下する時間を積み上げるしかない


② トレーディングの授業料(書籍より) 必読

第1章 トレーディングの授業料

書籍「第1章 The Tuition of Trading / トレーディングの授業料」

プロのトレーダーになるには、医師・弁護士・エンジニアと同様に何年もの経験が必要です。
しかしトレーディングには、その学位を出す大学がありません。

書籍引用

「医者も弁護士もエンジニアも、プロとして生計を立てるようになるには何年も学校で学ばなければならない。野球選手だってそうだ。プロになって数年はマイナーリーグで修行を積み、ようやくメジャー選手たちと互角に張り合えるようになるのである。(中略)どの世界でも、1日目から一人前の仕事をさせてくれるところはない。たたき上げられてプロになっていくのである。」

それなのになぜ、トレーダーは自分たちだけは例外だと考えるのでしょうか。

書籍引用

「トレーダーが唯一トレーディングを『学べる』場所は現場しかなく、トレーディングで失った資金が授業料となるのだ。偉大なトレーダーになるための経験は、すべてトレーディングで失ったお金と引き換えに身についていくのである。」

学習期間(最初の2〜3年)

書籍ポイント

最初の2〜3年は「学習期間」と位置づけるのがよい。
大儲けしようなどとは考えず、資金を減らさないこと、そして学ぶことに専念する。
この間の資金はトレード資金ではなく、「学習するための資金」とみなすべきである。
最初は少額から始める。学習プロセスを開始するのに見合うだけの額で十分だ。

今成功しているトレーダーでも、そのほとんどは最初は損ばかりしていたという事実を忘れてはならない。
かの有名なリチャード・デニスのタートルズ軍団も、世界一のトレーダーになるまでの最初の1年間は損失の連続だった。
『マーケットの魔術師』に登場するトレーダーたちのほとんども、大成功を収めるまでに一度や二度の破産を経験している。


③ コストがいかに高いか、わかっているか

コストがいかに高いか、わかっているか

書籍引用

「熟練したトレーダーになるためのコストはどのくらいなのだろうか。実際の値段を言うのは難しいが、(中略)ほとんどの場合、それはたいていの人々が躊躇するほどに高いのである。ほんの2〜3ヶ月でこのゲームを征服できると考えているなら、それは間違いだ。マーケットが十分に理解できるようになるまで、絶え間ない努力を払って数ヶ月から数年かかるばかりか、熟練の域というのは、考えられる限りの損失を経験し、肌で感じた後に自然と達するもののようである。」

書籍引用

「マーケットで成功するためには、自らの血を流し、お金を惜しまず、生活のほとんどを注ぎ込むことが必要である。授業料は高い。それは否定しようのないことである。しかし、あえて対価を支払う者に対する最終的な報酬は途方もないものとなる。成功したトレーダーが味わうことのできる自由は、想像のつかないものである。」

POINT:熟練トレーダーへの覚悟

書籍POINT:熟練したトレーダーになるための覚悟

BOOK POINT

熟練したトレーダーになるためのコストは高いということを認識すること

そのコストを受け入れることができるとしたうえで、成功を追い求めなければならない。
トレードを極めるまで情熱の炎を燃やし続けなければならない。
「あきらめ」という概念は忘れて、あらゆる障害を克服することを人生の唯一の目的とするのである。


④ 3,000時間必要 — 1日あたりで何年かかるか 必須

3000時間必要の計算(1日別)

1日の学習時間によって必要な年数が変わる

FXでプロトレーダーになるためには、最低3,000時間の投下が必要と言われています。
1日の学習時間によって、達成までの年数が大きく変わります。

9年
1日1時間の場合
(3000日)

3年
1日3時間の場合
(1000日)

1年
1日9時間の場合
(333日)

成功しているトレーダーの実例からも、同じ水準が見えてきます。

トレーダー 投下時間の実績
100億円トレーダーさん 2年半の下積み+1日平均12時間×4ヶ月(1,440時間)
少なく見積もって最低3,000時間
TAKU 毎日最低12時間・半年以上・3,000時間以上
3,000時間
FXでプロになるための最低投下時間
1日3時間なら約3年。
1日9時間なら約1年で到達できる。
1日1時間では9年かかる計算になります。


⑤ プロになるための方程式:時間 × 集中力 × 地頭

単純に時間を積めばいいわけではありません。
プロトレーダーになるための期間は、3つの要素の掛け算で決まります。

要素 意味 具体的に何をするか
時間 絶対的な投下時間 毎日最低でも3時間以上FXに費やす。読書・検証・リアルトレード・振り返りを含む
集中力 質の高い学習ができる状態 環境を整える。スマホを遠ざける。チャートを見る時間は集中だけに使う
地頭 パターン認識・言語化能力 毎回のトレードを言語化する。なぜ入ったか・なぜ負けたかを説明できるようにする
TAKU
自分は半年で月利プラスを達成しましたが、今とほぼ遜色ないパフォーマンスが出るようになったのは1年弱かかりました。全然3,000時間以上です。毎日最低12時間は集中してましたね。
諦めるという概念は自分にはなかったです。人生の宿題みたいなものですよね。早く終わらせれば終わらせるほど、あとの人生で楽ができます。
1日9時間で1年継続すれば到達できる。どんなにコスパのいいスキルかと思いますね。
他のビジネスと違って再現性がずっとある。ノートPCと回線があれば世界中からトレードできる。本当にコスパの良いスキルだと思います。


⑥ トレーダーが習得すべきことリスト

トレーダーが学ぶべきことリスト

書籍より:トレーダーが学ぶべきことリスト

3,000時間でマスターすべき具体的な項目は以下のとおりです。
これらすべてを習得するために時間が必要なのです。

トレーダーが学ぶべきことリスト(書籍より)

● オーダーの出し方
● チャートの読み方
● テクニカル分析の利用方法
● 市場によってトレード方法が異なることを理解すること
● ニュースに惑わされないこと
● システムの構築
● システムのテスト
● 規律を持つ
● マネーマネジメントプランの作成
● リスクマネジメントプランの作成

このレッスンの完了条件
  • □ FXで退場する確率95%以上という現実を受け入れている
  • □ 「最初の2〜3年は学習期間」という発想で取り組めている
  • □ 自分が1日何時間FXに投下しているか把握できている
  • □ 3,000時間到達までの目標期間を計算できる
  • □ 「あきらめ」という概念を捨て、長期戦として臨む覚悟がある

まとめ

最重要 FXで退場する確率は95%以上。圧倒的な投下時間が唯一の解決策
必須 最初の2〜3年は「学習期間」。大儲けを目指すのではなく、学ぶことに専念する
必須 熟練したトレーダーになるコストは高い。2〜3ヶ月で征服しようとするのは間違い
必須 最低3,000時間必要。1日3時間→3年、1日9時間→1年で到達できる
ポイント プロ方程式=時間×集中力×地頭。3つの掛け算で期間が決まる
ポイント 「あきらめ」という概念を忘れて、あらゆる障害を克服することを人生の唯一の目的とする