振り返りの3ステップ
欲望・ダウ・水平線で判断を磨く
USDJPYショートの質問事例をもとに、トレード振り返りの正しい順序を解説。
欲望が介入していないか→ダウが正確か→水平線補助、この3ステップで判断の精度が上がります。

このレッスンは「振り返りを行う上での具体的な流れ」を、実際のコミュニティメンバーのトレード事例をもとに解説します。
振り返りにも「正しい順序」があります。その順序を守ることで、毎回同じ基準で判断できるようになります。
① 事例:このUSDJPYショートは正しいか 事例

3月17日のUSDJPYショートを仕掛けた事例を振り返ります。
・H4で高値を切りさげてくるところをH1でエントリー
・H4ではまだ安値更新もなく「噂の段階」
・ダウの規模感では、H1直近のDBに対しDTは小規模
・赤■で高値を超えているが陰線でひげのため許容
・直前安値のピンクラインまではRR1をみたしていた

H4の環境認識のポイントは2つです。
① 4時間足レベルでは上昇トレンドだが、大きく押してきた局面
(4時間足MAも水平になりつつ、売り買いの思惑が交錯しやすい局面)
→ 明確なエントリートリガーで入りたい
② H1のダブルトップが「ダブルトップと見なせるか?」→ 効いていないと判断できる
② 振り返りStep 1:欲望が介入していないか 最重要
力技でメンタルを整えようとしても限界がある。
「欲望が入っている」とは、エントリーしたいがゆえに、弱い根拠を強い根拠に見せかけてしまうことです。
「この水平線が機能してる」「抵抗帯がある」—— 入りたいという感情から根拠を後付けしている。
「H1のダブルトップが規模感的に甘い」と客観的に判断してスルー。感情ではなく構造で判断している。
欲望を介入させない環境構造
・判断材料(変動要素)を極力減らす
・損益表示を非表示にする
・生活資金をFXに使わない(予定資金のみ)
・決済ラインを事前に設定する(感情で決済しない)
・コミュニティで共有する(一人だと欲望に気づきにくい)
③ 振り返りStep 2:ダウが正確に取れているか センターピン
“振り返りのセンターピンはダウ。
水平線の強度は誰にも分からないから、
ダウを主軸にしないと再現性が保てない。”
欲望がないことを確認したら、次にダウが正確に取れているかを確認します。
今回の事例では、H1のダブルトップの規模感が小さすぎました。

なぜダブルトップが「甘い」と判断するのか
・本質:直前の波(上昇波)を否定するほどの高値切り下げが欲しい
・今回:20本前レベルの高値で、時間を十分に使っていない
・判断:もう少し時間をかけて明確に高値切り下げが欲しかった
・補足:3時間後で見ても上昇トレンド継続 → 規模感が不十分の裏付け
④ 振り返りStep 3:水平線・MAを補助的に使う
ダウで判断した後、水平線や移動平均線で補助的に精度を上げます。
ただし、水平線が「主役」になってはいけません。水平線の強度は客観的に証明できず、人によって判断が異なるため、再現性を確保できません。
「この水平線が強いからH1のダウが甘くてもOK」→ 水平線強度は主観的 → 毎回判断が変わる → 再現性ゼロ
「ダウが明確 → さらにこの水平線が重なるなら優位性UP」→ ダウが基準なので一貫性が保てる
⑤ 振り返りの3ステップ全体フロー 実践
介入していないか?
正確に取れているか?
補助判断
or スルー
このフローを毎回同じ順序で通すことで、一貫性が生まれます。STEP1・2をクリアするだけで、トータルマイナスになることは基本的にありません。
⑥ エントリーポイント1 vs 2:状況は全然違う


| 比較 | ポイント①(スルー) | ポイント②(TAKU入場) |
|---|---|---|
| H4の状況 | 上昇トレンド勢力が残っている | 下降トレンド確定済み |
| H1ダウ | 規模感が小さく甘い | 高値切り下げが明確 |
| エントリー判断 | スルー(規模感不足) | 入る(状況が違う) |
| 理由 | 売り買い思惑交錯の局面で甘いダウ | 下降トレンド確定後 → 多少甘くてもOK |
ポイント1とポイント2では、状況がそもそも違う。1は上昇トレンドがまだ残っている局面だから、明確なエントリートリガーが必要。2は下降トレンドが確定しているから、多少高値切り下げが甘くてもエントリーできる。同じ「H4高値切り下げ」でも、その前後の状況で判断が全く変わる。
- □ 直近のトレードで「欲望が入っていたか」を1つ言語化できる
- □ 振り返り時に「欲望→ダウ→水平線」の順序で分析できる
- □ ダウが「主役」で水平線が「補助」である理由を説明できる
- □ 欲望を入りにくくする環境構造を1つ実践できる