振り返りを行う上での仕分けについて
負けトレードを振り返るとき、「何が悪かったか」より先に問うべきことがあります。
「欲望が介入したかどうか」で2分割することが、正しい振り返りのスタートラインです。

① エントリーは勝ちと負けで2つで1つ 前提

エントリーをするたびに、結果として「勝ち」か「負け」が生まれます。
この2つは切り離せない関係です。
問題は、負けた時にどう振り返るかです。
「なんで負けたんだろう」と考える前に、最初に確認しなければならない大前提があります。
② 振り返りの仕分け:最初に問うべき1つの質問 センターピン

「欲望が介入していたか、いなかったか」
これが振り返りの出発点です。
この1つの質問で、振り返りを2つに仕分けします。
欲をこのエントリーに持ち込んでる時点で、そもそもそれはトレードではないんで。ここに欲望といったものが入ってしまうと、もう前提にすら立ってないっていったところです。
③ 欲望が介入した場合:自責するが実績にはならない

欲望が介入してエントリーした場合は、自責が必要です。
ただし、そのトレードの結果(勝ち負け)は「実績にならない」と扱います。
欲望介入のメカニズム:パチンコと同じ構造
「負けると分かっていてもやってしまう」のはなぜでしょうか。
パチンコや競馬に依存している人は、「負ける可能性が高い」と頭では理解しています。
それでもやってしまうのは、「負けるかもしれないところで勝った時のドーパミンが強い」からです。
FXでも同じことが起きます。
「エントリーポイント以外でもポジションを持ったら利益が出た」という体験が、ルールを破るエントリーへの欲望を生みます。
複数の時間足でトレード
多すぎる通貨数でトレード
→ 集中できずメタ認知が失われる
→ わずかな欲が入る隙間ができる
時間足・通貨数を絞る
ルールを明確にしておく
→ 集中できる
→ 欲が入る余地がない
欲望が介入して負ける → 反省してエントリーポイントを減らす → 上手くいく → また通貨数を増やす → また欲望が介入する
このループから抜けるには、「環境を整える」ことが先決です。
④ 欲望が介入しなかった場合:整察(振り返り)のスタートライン

欲望が介入していないと判断できたエントリーは、ようやく「正しく振り返れる状態」になります。
欲望の介入なしのエントリーとは、「自分の持てる全てを出し切ったエントリー」です。
そのエントリーが負けた場合、問うべきは「チャートに問題があったか」「自分のルールが正しかったか」です。

車の交通事故の比喩
交通ルールを守って運転していたのに、相手が突っ込んできて事故になった。
このとき、自分に自責の念や反省は必要でしょうか。
交通ルールを守っていたのに「自分が悪い」と自責する。
ルールを守っていたかどうかを確認せずに感情的に反省する。
まず「自分がルールを守っていたか」を確認する。
守っていた → 相手が悪い(チャールズ・ダウが悪い)。自責不要。
FXも同じです。
欲望なしでルール通りエントリーした → 負けた → ダウ理論が機能しなかっただけ。
自分を責める必要はありません。
⑤ 月次でマイナスになる人への問い
月次でマイナスになるということは、勝率やパフォーマンスが半分を切っているということです。
これは欲望が介入しているトレードが多いと考えるべきです。
これが上級者向けの振り返り方法ですね。欲望が介入してかしてないかを自分で把握するには、圧倒的なテクニカル的な確信がないとできないことだと思うんで。もちろんなかなかうまくいかないこともあると思う。だからこそこういう思考になってほしいんじゃないかなと思っています。
- □ 振り返りの最初のステップが「欲望の介入確認」である理由を説明できる
- □ 欲望が介入したトレードと介入しなかったトレードを区別して記録できる
- □ 欲望なし・ルール通りで負けた場合に「自責しなくていい」と判断できる
- □ 月次でマイナスの場合、テクニカルより先に欲望介入を疑える